手縫いを楽しむバッグ作り〜イタリアンレザーのトートバッグ
さて、みなさん!このバッグの違いって何か分かりますか。
どちらもアラスカレザーを使っているんですが、ひとつだけ違う点があるんです。
それは・・・ステッチ糸です。
Deepleatherの作品は革と同色の糸を使うことが多いんですが、こちらのアラスカレザーはワックスが抜けて革に馴染んで黒っぽく変わっていきます。漆黒ではないのですが、優しい黒と言いましょうか、ソフトブラックと言いましょうか笑、一緒なんですが、とにかくエイジングがおもしろい!最初はグレー寄りの色味です。
写真で言えば、右が【麻糸の黒】を使用しています。左のバッグが【ポリエステル糸の
グレー】を使用。どちらも蝋引きの糸で耐久性は強めです。
ステッチ糸の差が出るのはエイジング後!
「糸なんて、どっちでも一緒でしょ〜」って思われるかもしれません。ですが、月日が経ち半年後、さらに1年後では全体的に印象が変わってくるんです。
同色のブラックステッチだと、全体的に同化した雰囲気になり、革の素材そのまま楽しめるバッグになるでしょう。
この状態から、経年変化で艶々に変化していきますよー。
こちらはグレー(灰色)ステッチです。今は自然な感じで同系色に寄っておりますが、革がエイジングで黒っぽく変化していくにつれ、逆にステッチ糸が目立ってくるようになります。ステッチ糸が目立ってくると、縫い目も目に付くようになり、手縫いの良さが感じられるバッグに変化していくんですよ。
どちらのバッグも良い特徴があり、あとは使う方の好みかなって感じですが、今回はステッチ糸についてより詳しく説明させていただきました!
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