ALASKA(アラスカ)レザーについて
今日はアラスカという革についてお話したいと思います。
「La Perla Azzura」ラ・ペレラ・アズーラ社
イタリアンレザーのアラスカは、イタリアのタンナー「ラ・ペレラ・アズーラ社」で作られています。ラ・ペレラ・アズーラ社はイタリアのトスカーナ地方サンタロワーチェで1967年に創業された老舗のタンナーです。その老舗タンナーが作り出すアラスカの特徴はなんと言っても名前の通りアラスカを思わせる雪山のような仕上がりにあると思います。
皮にワックスを吹き付けて作られているのでこのような仕上がりになるんですね。一般的には「ワックスレザー」と呼ばれたりもします。他にもアラスカの特徴として、フランス産の厚みのある良質な原皮が使われアルゼンチン産のケブラチョタンニンで鞣されるといった点が挙げられます。シボの入り具合も不均一なので、場所によりいろんな質感の革作品が作られるようです。
また、アラスカの特徴であるワックスは使い込むうちに消えていき、エイジングが楽しみなレザーだと言えるでしょう。
質感はマットですが、ソフトレザーのような柔らかさです。
アラスカを使ったチャコールグレーが上品な名刺入れです。シボが少ないパーツを使って作りました。
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